三重県名張市にてご遺品の蔵書整理及び買取を受け賜りました｡ – 学術書・専門書

2018年4月7日(土曜日)

6日の金曜日は三重県名張市にて出張買取を受け賜りました｡

ご依頼主様に感謝申し上げます｡

ありがとうございました｡

お問い合わせのお電話は2月下旬頃に頂きました｡

｢亡くなった主人の蔵書整理を4月に入った頃から取り掛かりたいので､その頃に来て頂けますか？｣との事でした｡

事前のご予約は大歓迎です｡

本棚に収まっている本の書名を何点かお尋ねしたところ､丁寧にお教え頂き､誠にありがとうございます｡

買取が出来る本が確認出来ましたので､お伺いする事を決めた次第です｡

期日が近くなった3月下旬頃にお電話を差し上げ､日にち､ご訪問の時刻をお決め致しました｡

6日当日はあいにくと午後から天気が崩れるとの予報でしたので､雨に濡れないようにダンボール箱等の用意を忘れる事無く､お約束の時刻の5分前には無事到着です｡

ご依頼主様からは笑顔でお出迎え頂きました｡

ご主人様の蔵書は一階客間､二階寝室､書斎等､計4箇所にわたって保管されており､本棚は奥行きがあって､手前から三重に重ねてあり､相当数ございます｡

ご主人様は非常に本を大切にされてみえたご様子で､日に当たらないように窓には雨戸まで閉め切ってありました｡

奥様から｢埃だらけで､申し訳ありません｣とお心遣い頂き､窓を開けて頂きました｡

本棚には古書店で人気が高い講談社学術文庫､岩波文庫(新版)､ちくま学芸文庫等もところどころにあり､抜き出して参り､査定を開始致します｡

今回は冊数が多いと事前にお聞きしておりましたので､応援を一名頼み､私とスタッフの二名体制で臨みました｡

私が寝室の書棚の査定､スタッフは書斎の書棚と分担して行います｡

お客様からは値段をつけられない本の片付けもお願いされましたので､こちらを紐で縛り､買取可能な品をダンボール箱に入れて参りました｡

一階客間の本棚には宗教書が5段にわたり収められてあり｢これが今日一番の本ですね｡ご主人様は良い本をお読みになられています｣と奥様にご説明差し上げたところ｢主人も喜んでると思います｣とお喜び頂きました｡

査定から運び出しまで休憩する事無く作業を行いましたが､朝9時から開始して15時ごろまでかかってしまいお客様にはお待たせしてしまい申し訳ございません｡

しかし､その甲斐ございまして､奥様､妹様には買取金額にお喜び頂けたご様子です｡

作業後にケーキ､麦茶をご馳走頂いた事も感謝申し上げます｡

食事休憩無しで働いていましたので､実はお腹がとても空いており､生き返りました(笑)

この度は漫遊堂をご用命頂き､誠にありがとうございます｡

またご縁がございました際には宜しくお願い申し上げます｡

その後は名古屋古書会館まで車を走らせ､来週開催の業者市場に出品するべく､バラバラに納められた各レーベルを写真にございますように全て統一させて紐で縛り上げてゆきました｡

夜遅くまで作業をして参りましたが､組合の規定時刻までに終わらず､残りは後日と相成りました事もご報告致します｡