東洋陶磁､中国美術他を愛知県豊橋市にて出張買取致しました｡ – 学術書・専門書

2021年5月31日(月曜日)
5月27日(木曜日)は愛知県豊橋市の家屋からお声をおかけ頂きました｡
ご依頼主様に感謝申し上げます｡
ありがとうございました｡

お問い合わせはお電話にて頂き､名古屋市内にお住いのお客様が豊橋市の実家の片づけをされているそうで｡
本棚に残されていた書籍の買取をご希望されておみえです｡
お売り頂ける本の題名～全体の冊数をメモに書き入れて下さっており､読み上げて下さいました｡

お聞きした限り､現在ではあまり需要が無くなってきた本となり､各古書店では､年々販売している金額が低くなっていて､かなり厳しい現状の本が多い印象でした｡
お客様がご希望とされる訪問日時が､丁度､東三河古書組合主催の業者市場が行われている日でしたので､帰り道に立ち寄る事が出来そうです｡
その旨､ご依頼主様に申し上げたところ､ご快諾頂けましたので､拝見させて頂く事でお話がまとまりました｡

当日は16時頃に東三河古書組合主催の業者市場が終わり､その後､ご依頼主様に概ねの到着予想時刻をお知らせしました｡
一般道を走らせ､ほどなくして到着したところ､ご依頼主様にはマスク姿でお出迎え下さり､ありがとうございます｡

お売り頂ける本の場所までご案内頂き､早速拝見致します｡
講談社から刊行された｢東洋陶磁｣全12巻､｢中国美術｣全5巻等､立派な大型美術本が本棚に並んでいます｡
正直な印象を申し上げると､まだ手遅れになっておらずお値段をおつけ出来るという表現のほうがふさわしいのでしょうか？
年々､市場での評価は下がっており､インターネット上での販売金額も昔の相場を知る者としては､かんばしいものではありません｡
こちらには､タイトルは記しませんが､その他の蔵書は､既に手遅れになっているタイトルも数多く､業者市場では､どの古書店からも見向きもされない本もございます｡

ご依頼主様にその旨､申し上げたところ､お値段をおつけ出来る本のみで構わないとおっしゃって頂けました｡
インターネット上で､実際に取引されている金額を参考に買取金額を定めて参ります｡
大奮発させて頂き､まとまった買取金額をご提示したところ､ご快諾頂けましたので､運び出し作業を開始致します｡

この度は漫遊堂をご用命頂き､誠にありがとうございます｡
またご縁がございました際には宜しくお願い申し上げます｡