限定本､幻想文学､珍本等を愛知県一宮市にて出張買取致しました｡ – 学術書・専門書

2022年11月17日(木曜日)
先日は､愛知県一宮市の家屋にお邪魔致しました｡
珍しい本､限定本等､古書店冥利に尽きる書籍を多数お売り頂き､誠にありがとうございます｡

お亡くなりになられたご家族の遺品整理をされておられるお客様からお電話にてお問合せ頂き､故人は東京神田から津々浦々の有数の古書店に出向かれ稀覯本をお買い求めになられたそうです｡
本棚に並んでいる書籍の書名を二三読み上げて頂いたところ､通好みの著者ばかりです｡
お客様がご希望とされる訪問日時を打ち合わせお約束した次第です｡

気候も穏やかな春､秋は買取のご依頼も多く､古書店にとっての繁忙期と相成ります｡
お伺いした当日は天候にも恵まれ､本の運び出しに適した良日でした｡

お売り頂ける書籍は家屋の一番奥に位置するお部屋で､大型の本棚10本に収められており､壮観です｡
本棚は奥行があり､一冊取り出したところ､二重三重に重ねてあるのがわかりました｡

冊数も多く､あまり市場で見かけない本から､サイン本､洋書までございます｡
少々お時間を頂戴し､じっくり査定をさせて頂く事でお話がまとまりました｡

1800年代に刊行された｢ビュフォンの博物誌｣(ソンニーニ版)全124巻から1000部限定の三島由紀夫自選集等(著者署名(サイン)入り)､高価で取引されている本が多く､一点､一点､調べてお値段をおつけ致しました｡

随分お待たせしてしまいましたが､端数を切り上げた合計の買取金額は､まとまった額となり､申し上げたところ､想像以上だったご様子で､とてもお喜び頂けました｡

この度は漫遊堂をご用命頂き､誠にありがとうございます｡
またご縁がございました際には宜しくお願い申し上げます｡