三重県桑名市にて仏教書､戦前資料他出張買取 – 学術書・専門書

2018年12月19日(木曜日)
12月10日､14日と三重県桑名市のお宅にお邪魔致しました｡

12月10日(月曜日)
家屋の建て替えをご検討されてみえる関係で､まとまった冊数の古書の処分をご希望されておみえでした｡
ご依頼主様のお爺様がお読みになられていた本だそうで､本棚には明治～大正～昭和初期に刊行されたものばかりです｡

書棚から本を取り出して拝見していったところ､人気が高い戦前の絵葉書が出て参りました｡
現在は全く需要が無い文学全集､百科事典もございましたが､書棚には同業者間で人気が高い仏教書､戦前､戦中の資料が一定量ございます｡
これでしたら目の肥えた老舗古書店様方のお眼鏡にも叶いそうです｡
全てお預かりし､業者市場に出品する事をご提案致しました｡

数十年分のホコリで埋め尽くされ､真っ黒になっている本だった為か､お客様は怪訝な顔をされておられます｡
価値がある品も含まれている事をご説明差し上げたところ､とてもお喜び頂けたご様子でした。

二日後の12日には静岡県浜松市で業者市場が開催されますので､夕方には結果がご報告出来る事をご説明致しました｡

同業者様に入札してもらえるよう､ダンボール箱に同一のジャンルを詰めてまいります｡
貨物車の荷台いっぱいになったところで本日の作業は終了｡

お宅の書棚から半分ほど無くなりました｡
あともう一回､作業をすれば全て無くなる計算です｡

※12日の夕方､お客様に浜松での落札結果を申し上げたところ､とてもご満足頂けました｡

12月14日(金曜日)
10日に引き続き､この日も快晴に恵まれました｡
お客様から訪問の時刻を15時以降にご希望されておみえでしたので､午前中は貨物車を冬用タイヤに交換する等をし､過ごした次第です｡

お約束の時刻にご訪問し､お客様にお礼を申し上げながら浜松市の業者市場に出品した書籍の代金をお渡し致しました｡

14日分は名古屋古書会館で行われる業者市場に出品する旨､ご説明し､早速作業に取り掛かりました｡

この日でお客様の書棚から全て本が綺麗に無くなりました｡

お客様から｢売れなかった場合はどうなるのでしょう？また持ってきてもらっても困ってしまいます｣と申されます｡
蔵書票貼り付け､蔵書印押しは勿論マイナスとなりますが､人気が高い仏教書ばかりです｡
値が張る書籍は浜松で出品致しましたので､金額は下がると思いますが､全て売れると思いますと申し上げました｡

作業終了後､お客様から差し入れを頂戴し恐縮することしきりです｡
お饅頭､果物を頂きました｡
帰りの車内で美味しく頂戴しました誠にありがとうございます｡

※18日の夜に名古屋での落札結果をご報告致しました｡

ご依頼主様､この度は漫遊堂をご用命頂き､誠にありがとうございます｡
またご縁がございました際には宜しくお願い申し上げます｡