
2026年7月21日(火曜日)
先日は愛知県内のキリスト教教会から、キリスト教に関係する書籍の出張買取をご依頼頂きました。
歴代の司祭様がご移動される際に、教会へ寄付された書籍が500冊以上あるとのことでした。
保管場所も次第に手狭になってきたことから、この度は蔵書の整理を兼ねてご売却をお決めになられたそうです。
当日は教会の駐車場を運び出しに適した位置で空けておいて下さり、誠にありがとうございました。

事務所入口でご挨拶を差し上げたところ、担当者の方がお売り頂ける書籍の置かれた場所をご案内下さいました。
まずは1階通路の壁面に据え付けられた書棚を拝見し、さらに2階の書庫にもご案内頂きました。
そこにも多数のキリスト教関係書籍が並んでいました。
総数では1,500冊~2,000冊は優にありそうで、事前にお聞きしていた冊数を大きく上回る蔵書量に嬉しい悲鳴をあげました。
これだけの冊数となりますので、査定にはお時間を頂戴し、店主とスタッフの二名で取りかかります。
書籍を検丁すると、書き込みやライン引きが見受けられる本もございました。
歴代の司祭様が礼拝や説教の際、参考資料として実際にご使用になられていたためと思われます。
また、お読みになる際にはカバーや函を必要とされなかったご様子です。
全体のおよそ3割ほどに、カバーや函の欠品がございました。
書籍本来の役割を十二分に果たしてきたという意味では、とても幸せな本だと思います。
しかし、古書店の立場では状態も重要な評価基準となります。
再利用して販売する際には、書き込みなどがなく、カバー・函を含めて状態の良い本のほうが高く評価される傾向があります。
そのため、書き込みやライン引き、カバー・函の欠品がある書籍については、どうしても査定額がお安くなってしまいます。
通常の一般古書ですと、書き込みやライン引きが多数ある本については、買取ができない場合も少なくありません。
一方で、今回拝見したのは流通数の少ないキリスト教の専門書が中心です。さらに、これだけまとまったキリスト教関係書籍が古書市場へ出る機会も決して多くありません。
そのため、書籍の内容や古書市場での需要を確認しながら査定を進めました。
また、書き込みやライン引き、カバー・函の欠品なども査定に反映しております。
全体の査定を終え、担当者の方に合計の買取金額を申し上げました。
予想されていたよりも査定額が良かったそうで、お喜び頂けました。
査定を終えた書籍を箱詰めし、順番に貨物車へ運び出していたところ、担当者の方が追加の書籍を思い出されました。
「まだ倉庫内にも残っていますので、こちらも見て下さい」と、奥から書籍を出して下さいました。
こちらには不揃いではございましたが、「ケンブリッジ旧約聖書注解」「ATD旧約聖書註解」など、古書として評価できるキリスト教関係の専門書がございました。
そこで追加分についても、その場で査定を行いました。
買取金額をご説明したうえで、代金をお支払い致しました。

全ての査定を終えた後は、スタッフと二名で箱詰めと運び出しを進めました。
弊店であらかじめ用意していたダンボール箱30箱に詰めても、まだまだ足りません。
さらに、お客様がご用意されていたダンボール箱も使用させて頂きましたが、それでも収まりきらないほどの冊数でした。
全て積み込んだところで撮影した写真が、こちらの弊店貨物車の荷室です。
今回のような大量の蔵書整理にも対応しております。
必要に応じて複数名でお伺いし、査定から箱詰め、運び出しまで行います。
車内に積み込んだ状態の写真だけでは、どのようなキリスト教書をお売り頂いたのか分かりにくいため、今回買取した書籍の中から一部をご紹介致します。

教文館から刊行された『聖書外典偽典』です。
今回お売り頂いたものは、函が欠品した裸本でした。
しかし、別巻を含めて全巻揃っている点を評価させて頂きました。
全集や叢書、注解書などは、単冊でも需要がある場合がございます。
一方で、全巻が揃っていることで古書としての評価が大きく変わることもあります。
キリスト教関係の全集・叢書は、一見すると不足しているように見える場合もございます。
整理される際には処分されず、まずはまとめて古書店へご相談下さい。

こちらは『ATD 旧約聖書註解』です。
『ATD 旧約聖書註解』は全26巻で構成されています。
第1巻「創世記」が2冊。
第5巻が5/1「申命記」と5/2「ヨシュア記・士師記・ルツ記」の2冊に分かれています。
そのため、全巻揃いでは合計28冊となります。
キリスト教関係の専門書には、このように巻数と実際の冊数が一致しない叢書や注解書もございます。
漫遊堂では、一見すると不揃いに見える全集・叢書についても、巻数や構成を確認したうえで査定しております。
キリスト教書や神学書、聖書注解、キリスト教史、教会史などの専門書は、一般的な書籍と比較すると読者層が限られます。
一方で、発行部数や古書市場への流通数が少ない専門書もございます。
そのような書籍は、刊行から年数が経過していても需要が残っている場合があります。
また、書き込みやライン引き、カバー・函の欠品だけで価値がなくなるとは限りません。
専門性や希少性、揃い具合などによっては買取できる場合がございます。
教会・宗教施設・大学研究室などでは、長年にわたり収集された専門書が残されている場合がございます。
キリスト教関係書籍を一律に処分される前に、ぜひ一度ご相談下さい。
冊数が多い場合には、本棚に並んだ状態のお写真をLINEやメールでお送り下さい。
蔵書のおおよその内容や冊数を、事前に確認することも可能です。
大量のキリスト教書や専門書の蔵書整理につきましても、内容を確認のうえ出張買取をご案内致します。
最後に担当者の方へ改めて御礼を申し上げ、教会を後に致しました。
この度は漫遊堂へ大切な蔵書をご用命頂き、誠にありがとうございました。
またご縁がございました際には、何卒宜しくお願い申し上げます。
(2026.7.21) 宗教書
| ご住所 | 愛知県内のキリスト教教会 |
|---|---|
| ジャンル | キリスト教書籍 |
| 詳細 | 表題の愛知県内以外へも冊数、内容に応じて出張致します。 特に弊店が買取強化しているキリスト教専門書等、宗教書のジャンルにつきましては遠方にお住いのお客様もご遠慮無くお問合せ下さい。 |
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