二玄社「中国篆刻叢刊」全41冊買取(愛知県小牧市)
参考買取価格
70,000円
2026.5.26現在
※記事内の買取金額は、当時の評価額であり、現在の買取価格を保証するものではありません。
買取内容
2026年5月26日(火曜日)
先日は小牧市にお住まいのお客様からご依頼を頂きました。
ご親類の書道家が旧蔵されていた品が多数あるとの事で、お客様のご希望日時に合わせてお伺いした次第です。
当日は、書道紙、筆、硯などの文房四宝を順に拝見しました。
また、書道・篆刻に関する専門書も一点ずつ査定致しました。
現在の中古市場での取引価格を参考に、買取額を定めて参りました。
近年は書籍全体の需要低下に伴い、以前ほど評価が難しくなった分野もございます。
しかしながら、その中でも現在なお高く評価されている書籍があり、この度は特に印象的だったシリーズをご紹介致します。
昭和56年(1981年)から昭和59年(1984年)にかけて、二玄社より刊行された『中国篆刻叢刊』全40巻+別巻(資料・索引)、計41冊です。
編集を手掛けたのは、書道家・篆刻家として知られる小林斗盦(こばやし とあん)です。
小林斗盦は全日本篆刻連盟会長を務め、篆刻家として初めて文化勲章を受章した人物でもあります。
1916年、埼玉県川越市の印章業を営む家に生まれ、幼少期より印に親しみ、10代から本格的に書と篆刻を学びました。
小林斗盦は、近代日本書道界・篆刻界を代表する著名な人物たちに師事しています。
主な師匠として知られるのは、
などです。
単なる編集者ではなく、篆刻の実作者であり、中国古典研究者でもあった小林斗盦だからこそ、中国歴代の印人を体系化した『中国篆刻叢刊』という金字塔的叢書が成立したとも言えるでしょう。
『中国篆刻叢刊』は、中国歴代の名印人(篆刻家)の作品を、人物別・時代別に整理した学術的印譜全集です。
特徴としては、
などが挙げられます。
現在では出版社在庫も無く、新品での入手は困難です。
その為、必要とされる方の多くは古書市場で探されております。

この度は、お客様より買取額の底上げについてご相談を頂き、『中国篆刻叢刊』につきましても査定額を見直し、最終的に7万円で評価させて頂きました。
その結果、全体の合計金額は215000円となりました。
また、現在では需要が低下している昭和の百科事典類も多数ございましたがお客様は整理・片付けもご希望されておりましたので、可能な範囲で対応させて頂きました。
この度は漫遊堂をご用命頂き、誠にありがとうございます。
またご縁がございました際には、宜しくお願い申し上げます。
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